前回に引き続き「Macに環境を整えようシリーズ」。今回はArduinoの開発環境を構築してみる。

環境構築

前回のProcessing環境構築同様、せっかくなのでソースコードからやってみよう。

ソースコードの入手
cd /path/to
svn checkout http://arduino.googlecode.com/svn/trunk/ arduino

checkoutコマンドに「arduino」と対象ディレクトリ名を指定しないと「trunk」ディレクトリに展開されてしまうので注意しよう。実害はないがあまり気持ちはよくない。

ビルド
cd /path/to/arduino/build/macosx
./make.sh
インストール
ドライバ

FTDIUSBSerialDriverのインストールが必要。本家のダウンロードサイトからMacOS用のアーカイブをダウンロードすると、ドライバのpkgファイルがあるのでダブルクリックしてインストール。終了後は再起動が必要になる。

詳細な手順はこちら。スクリーンショットまであるので迷うことはないだろう。

アプリケーション

お好みで、/Applicationsにsymlinkを張っておく。

cd /Applications/
ln -s /path/to/arduino/build/macosx/work/Arduino.app

./run.shを実行してもいいんだけどね。

動作テスト

私の環境ではArduinoをUSBケーブルで接続するとネットワーク構成のダイアログが出た。キャンセルすると抜き差しするたび毎回聞かれてめんどくさいので、ネットワーク構成ダイアログでそのまま「適用」を押し、ダミーの構成を作っておく。

Arduino本体のLEDが点灯したら、アプリケーションを起動する。手順はWindows上で紹介したものとほぼ同じ。

  • Tools → Boardで正しいもの(Duemilanove / ATMEGA 328)にチェックが入っているのを確認
  • Tools → Serial Portで「/dev/tty.usbserial-A7006RuV」を選択(ccでもたぶん同じ)
  • File → Examples → Digital → Blinkとたどってスケッチを開く
  • Vefiry → UploadしてLEDが点滅したらok

まとめ

まとめるほどのこともないが、これでMac上でArduinoの開発ができるようになった。DevLOVE2009 FUSIONのデモを仕上げるべく、ペースを上げて開発していこう。

Arduino – HomePage

http://www.arduino.cc/

Arduino@東北芸工大: 05/11/09

http://arduino-tuad.blogspot.com/2009_05_11_archive.html

MacにProcessingの開発環境を構築する: Kwappa開発室

http://kwappa.txt-nifty.com/blog/2009/11/macprocessing-5.html

Arduinoの開発環境を整える: Kwappa開発室

http://kwappa.txt-nifty.com/blog/2009/08/arduino-cb59.html

DevLOVE2009 FUSION

http://www.machoup.jp/devlove2009/