Genesis Lightning Talks vol.18に参加する
8月9日、GenesisLightningTalksの第18回LightningTalksに参加してきた。
このイベントは慣例的に毎月下旬の平日夜に行われていたのだが、今回は「上旬に開催する」テストを行いつつ、初の日曜開催 / 久しぶりの「居酒屋プレゼン」というスタイルで行われた。
今回のテーマは「祭」。いろいろぐるぐる考えた結果、過去の黒歴史を晒すという恐ろしいところに着地してしまった。まぁ、済んだことは仕方ない。
スライドはこちら。
今回は発表順が2番目。自重したわけではないのだが、トップバッターではない、という事実が新鮮ではある。以下感想は例によって敬称略で失礼します。
プレゼン感想
「意味論祭り」
「1+2=3―足し算に潜む迷宮」(山村 吉信)を切り口に「実用性はないけど意味論祭」
コンピュータサイエンスについてはちゃんとやってない分かなり憧憬が深いので、「pure」とか「停止性問題」とかどきどきする。
「意味論とはプログラミング言語の意味を形式的に(=数学的に)表現すること」
「祭りから未来へ」
「ドラえもん祭り」にひっかけて、ドラえもんで描かれた未来と現在を比較する、という話。
ドラえもん世代としては懐かしくも楽しいネタ。「無重力シアターに個人用飛行スクーターで行く」なんて未来は実現しなかった。
「ねんどろいどのぼーかろいどがあんどろいどに乗っている」
「CPANモジュールインストール祭を安心・安全に行う管理手法」
久しぶりに技術ネタ、とのことでぐっと実務的な内容。
開発 / 運用環境をきちんとした状態に保つ、というのは開発以上に手間がかかることなので、このようなノウハウが晒されることは非常に大事だと思う。
「CPANのなりPerlはただの(自主規制)」
「祭を表現してみた」
先日の「Debug Hacks Night」で知り合ったatcorpこと塚田くん、GLTに初参戦。
表現=「モデリング」としてER図を書いてくるという斬新な内容。テーマも面白いし話も上手という、「楽しませる」「伝える」の両軸が揃ったよいプレゼンだった。
「atcorpと書いて『つかだ』と読む」
「祭衣装について」
タイトルどおり、祭のときに着る衣装についての詳細な解説。目にはするけど知らなかった実態が明らかにされる。
祭衣装としてよく見かける「法被」の下はどうなってるか?から「こう着こなすのが粋」まで、こだわりの深さと実用性を兼ね備えた内容だった。
「生着替えは自粛した」
「祭とコミュニティビジネス」
飛び入りでプレゼン。前回はLTの中で生タマネギを食うというものすごい内容だったのだが、今回は本業に絡めた、真面目かつ予想外のプレゼン。
祭のビジネスモデルは昔から『コミュニティへの課金』と『コミュニティからの課金』で成立している、という考察。
「コンビニの5倍の値段のから揚げがどんどん売れる」
その他感想
- 居酒屋プレゼンはそのまま懇親会に突入できるという点で素晴らしい。
- 終了後かなり大きな地震があった。無事でよかった。
- 5分という時間とテーマ、という制約でしゃべると、人からはいろんなものが出てくるのだなぁということを改めて認識した。
- 次回は9/9(水)、日本オラクル青山センターにて開催(予定)。テーマは「きゅう」。
今回も楽しいイベントとなった。このイベントにもう9回も参加している、というのは大変嬉しいし光栄なことだと感じている。今後ともよろしくお願いします!