Arduinoの開発環境を整える
先日モニタプログラムでArduinoをいただいたのだが、「いただいたよ」記事を書いたまますっかり放置していた。ずっともどかしいやら申し訳ないやら…という状態だったので、夏休みの自由研究として / とべとべ vol.8としていじってみることにした。
アジェンダ
- Arduino IDEのインストール(Windows)
- 簡単な設定
- 動作確認とHello, World!
なお、やっていることはほぼこちらの内容である。日本語で手順を書いているサイトが意外と少ないのでありがたい。
Arduino IDEのインストール
本家サイトからアーカイブをダウンロードする。「Download」→「Windows」とクリックするとZIPアーカイブが落ちてくるので、適当な場所に展開する。
ドライバのインストール
「本家」Gainerのドライバをインストール済みなら不要らしいが、私のはGainer miniなのでドライバインストールが必要だった。
USBケーブルでArduinoを接続するとドライバを要求されるので、「場所を指定してインストール」→「\path\to\arduino\drivers\FTDI USB Drivers」を指定する、という作業を2回行う。
簡単な設定
Arduino IDEを起動したら、まずは最低限の設定をしておく。
シリアルポートの設定
「Tools」→「Serial Port」→「COM**」
私の環境では「COM17」になった。Gainer miniの抜き差しが原因だと思う。
ボードの選択
モニタプログラムでいただいたのは「Arduino Duemilanove」。マイコンには「ATMEGA 328」のシールが張ってあるので、「Tools」→「Board」→「Arduino Duemilanove or Nano w/ ATmega 328」を選択した。
外部エディタの設定
「File」→「Preferences」→「Use external editor」にチェックを入れておくと、IDEでソースコードの編集ができなくなる。さすがに標準のエディタは貧弱すぎるので、好みのエディタで編集したほうが効率よいだろう。私の場合はMeadow(java-mode)を使っている。
動作確認とHello, World!
13番ポートには並列に入出力モニタ用(?)のLEDが搭載されているので、何もつながなくてもボード上の「L」表記のLEDを制御することができる。
int ledPin=13 ;
void setup()
{
pinMode(ledPin,OUTPUT) ;
}
void loop()
{
digitalWrite(ledPin,HIGH) ;
delay(500) ;
digitalWrite(ledPin,LOW);
delay(500) ;
}
ソースコードは本格的にこれだけ。IDEのシリアルモニタに出力するならもう一行初期化を足す必要がある。
処理はメインループ(loopメソッド)の中で、500msごとにON / OFFを切り替えているだけ。1秒に1回LEDが点滅したら、無事Hello, World的動作は完了。
次のエントリではとべとべ vol.8で紹介したイーサネットシールドと距離センサのデモについて書く予定である。
Links
http://www.saturn.dti.ne.jp/~npaka/flash/arduino/index.html