rake:money 第2回に参加する
10/15、蒲田の大田区産業プラザ(PiO)で行われた「rake:money」の第2回に参加してきた。
この勉強会は仮称として使われていた「真剣にお金を稼ぐことを考えるエンジニアの集い」という名前が表す通り、ITエンジニアが「稼ぐ」ことについて話し合う、というある意味移植の勉強会である。
前日のLTとも関連するが、「エンジニアが稼ぐ」ということについて危機感にも似た関心がある。ござ先輩のエントリにある「侍が明治の世に生きてゆけなかったのと同じ」というフレーズも心に引っかかっている。
というわけで定時になった瞬間会社を飛び出して参加してきた。
内容
ワンパターンではあるが一番手っ取り早く貢献できることなので、ustream中継を担当してきた。音質重視の設定にしたため画質は大変なことになっているが、ないよりマシということでご容赦いただきたい。
また、@igaiga555さんが大変充実した議事録を作成してくださった。内容に関してはこちらを参照されたい。
感想
- 実際にフリーランスのプログラマをされている方や起業されている方に直接お話を伺えるのはものすごく貴重な機会だった。ある程度の人数が、それも会社員が参加可能な時間に集まるというのはそうないチャンスだと思う。
- その場でサッと運営を手伝える勉強会というのは概していい空気の会だと思う。今回もそうだった。
- 懇親会ではさらに突っ込んだ話を聞くことができた。フリーランサーは(当然ながら)前に出るパワーが仕事に直結する(のであろう)。それに対して会社員エンジニアは控えめに過ぎる。もっと前に出る姿勢を持たないといけない、というのを痛感した。
参加キャンセルについて
今回に関して特に書いておきたいのが、キャンセルについて。ATNDという仕組みの特性として「気軽にキャンセルできる」という点を挙げることができる。イベント主催者の経験則から「ATNDはドタキャン1割」というのを聞いたことがあるが、今回は特に当日のキャンセルが多かった。
「ビジネスについて考える」勉強会なのに、いったいどういうことだろう。大変不思議であると同時に、悲しくなった。私も勉強会主催者の端くれなので、ドタキャンで主催者が受けるダメージには無頓着でいられないのだ。
今回の会場は区の施設なので大変安く使えるのだが、それにしたって有料である。人数がコストを直接増減させるので、主催者 / 参加者双方に損失が発生するのは当然だ。
それよりなにより、勉強会主催者として「ドタキャン続出で参加者が半分に」なんて事態は大変堪えるのだ。心が折れるのだ。
勉強会の主催者はたいてい、世の中が少しでもよくなればいい、幸せが少しでも増えればいいと考え、プライベートのリソースを削って運営している。参加者が喜んでくれること、何かを得てくれること、それによって幸せの総量が増えることが、勉強会を維持するモチベーションなのである。
もし、連日開かれている勉強会に少しでも価値を感じているのなら、どうかドタキャンはやめていただきたい。参加登録したらスケジュールを調整し、極力ドタキャンを避けるのは、社会人としても勉強会の参加者としても重要な心構えだと思う。そして、勉強会の価値を守ることにもつながると思っている。
どうかドタキャンはやめていただきたい。大事なことなので二回言いました。
Links
http://groups.google.co.jp/group/rakemoney
http://www31.atwiki.jp/rakemoney/
●rake:money 議事録サイト – rakemoney_2nd
http://www31.atwiki.jp/rakemoney/pages/13.html
●rake:money vol.2 (ustream.tv)
http://www.ustream.tv/recorded/2356628
see also:
●Genesis Lightning Talks vol.20に参加する: Kwappa開発室
http://kwappa.txt-nifty.com/blog/2009/10/genesis-lightni.html