Red Pepperを組み立てる
Pepperとは
フィジカルコンピューティングのエントリでたびたび出てくる「Gainer」には、いくつか互換機が存在する。なにしろ私が最初に入手した「Gainer mini」も、株式会社アールティが制作・販売する互換機だ。
それら互換機のうち、@morecat_labさんが開発したのがGinger / Pepper / Sugar。マイコンをAVRにして、ピン数が多いもの / 少ないものなどが開発されている。
その中で一番小さいのが「Pepper」。8pinのAVRを使い入出力は4ポート、大きさはGainer Miniの半分以下というかわいらしいプロダクト。それをスイッチサイエンスさんが赤いプリント基板でキット販売しているのが「Red Pepper」というわけだ。詳細な違いは商品紹介ページを参照されたい。
キットをいただいた!
で、昨年末のこと。twitterでスイッチサイエンスの中の人こと@ssciさんが「Red Pepperのキット、希望者先着7名にあげます!」とおっしゃっていたので手早く立候補したら、ホントに翌日発送していただいた。ありがとうございました!
「blogやtwitterでレポートしてね」とのことだったので、昨年末に組み立て風景をustream中継した。組み立てに問題はないっぽかったのだが、アナログ入力がちゃんと取れず、その日はタイムアップ。そのまま年末のバタバタに突入してしまった。
ちゃんと動いた!
結局そのまま年が明けてしまい、再度テストできたのがすっかい正月気分も抜けきった1/17のこと。ホストをMacからWindowsに移しても、状況は変わらない。すっかり頭を抱えたところで、ふと「そういえばセンサを変えてない」という初歩的な事実に思い当たって愕然とした。
テストに使っていたのはシャープの距離センサ。手軽なので動作テストに使いまくっていたのだが、これを普通の半固定抵抗に交換してみたところ、あっさり値の変化を確認できた。
切り分けが不十分という初歩的なミスをやらかしてしまった。穴があったら入りたい…とはまさにこのことだが、恥も含めて晒すのが技術blogのポイント。やっとエントリを立てられたので、次は何を作るかな。
感想
- 組み立てはそれほど難しくない。金属製のクリップがあると作業が楽。
- モードとピンアサインの図はこちら。入出力4ポートなので、作品にはよりアイデアが求められるように思う。
- 難易度も価格も手頃なので、ワークショップをするには適切なネタ。今年どこかで開催してみたい。
Links
http://web.me.com/kuwatay/morecat_lab./Pepper.html
●pepper.gohannnotomo.org - ホーム (pepper.gohannnotomo.org)
http://pepper.gohannnotomo.org/
http://www.switch-science.com/trac/wiki/RedPepper
http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=264