月イチでお話させていただいているシリーズ、今月は「年配者と若い人」というテーマでした。タイトルは「My Generation - 年配者がこの先生きのこるには」。先方からは「刺激的なタイトルですね!」とリアクションをいただきました。

スライドはこちら。

またしてもきのこネタなのですが、内容は新作です。アウトプットしたい気持ちと需要がリンクしたので、ほかの機会でも話せたらいいな、と思っています。

サポート記事

スライドで内容はけっこう伝わるかとは思うのですが、細かいネタなどのフォローを書いていきます。

タイトル

最初は「Don’t trust anyone over XXXty」でした。アメリカのヒッピー文化から出てきた言葉で、若い頃に映画でボブ・ディランが言ったことで広まったとか。書いてるうちにそぐわなくなてきちゃったので変更しました。

「My Generation」はThe Whoの名曲で、数多くのカバーが存在します。

ゴーリキー・パーク

3ページ目は「ゴーリキー・パーク」という旧ソ連のハードロックバンドです。ペレストロイカの真っ最中に出てきた彼らがカバーした「My Generation」がこちら。

時代背景を感じさせる映像と、いろんなものへの渇望に溢れたパフォーマンス。当時聴いて衝撃を受けたのを思い出しました。

そしてこの曲を紹介するのも、年配者の「演歌とジャズ」そのものです。そりゃそうだ何年前だって話。

世代

「団塊ジュニア」とか「Z世代」とかの世代を1枚にまとめた絵が欲しかったのですが、あまりいいのが見つからなかったので自分で作りました。複数の解釈があるらしく、これで完璧とは言い切れませんが、一覧性はあるのができたんじゃないかと思います。配色のセンスはいまひとつなので、ツッコミお待ちしています。CC BY-NCで再利用も可能です。

2029年問題

世の中的には全然いいことなので「2029年問題」という表記はよろしくないな、と思いつつ、追い落とされる年配者にとっては「問題」と言えなくもないのでそのまま使ってます。

買ってきた教科書はまだパラっとめくった程度なんだけど、コンピュテーショナル・シンキングから情報リテラシー、プログラミング(Pythonが多い)やRDBMSの基礎などカバーする領域は幅広く、これをちゃんと学んだ若い人が社会に出てくるのが楽しみです。

中野先生のコメントからは視覚に関するところを引用しましたが、履修範囲は資格試験より相当広くなっている印象です。つまり資格ホルダーと単純に比較すると、情報I・IIの履修者の方が広範な知識を持つことになります。

右の列は日本文教出版の教科書で、著者のひとりに村井純先生が名を連ねています。村井先生の教科書で学ぶ高校生とか、胸が熱くなりますね。

モダンエルダー

モダンエルダー」はとてもよい本で、年配者のこれからに勇気をくれます。が、「何かを成し遂げた年配者」が進んだセカンドキャリアの話です。年配者のみなさん、何かを成し遂げましたか?(ぼくはまったく自信がない)

一方でもう1冊参考資料として紹介した「人生後半の教科書」はさらに年配者に厳しい本です。もう何かを成し遂げることはないのだ、流動性知能の衰えとともにキャリアで積んできた成功は取り返せなくなるのだ、幸福の基準を変え生き方を修正するのだ、というメッセージは、うすうすわかってたことをガーンと思い知らされます。

参考資料

わたくしごとではありますが

本日誕生日で、52歳になりました。日本人男性の健康寿命は72.68歳らしいので、残りは28.5%です。3割弱しかないのか、3割近く残ってるのか。貴重な残り時間の過ごし方を考えながら、この1年も頑張っていこうと思います。